不登校の子ども達が追いつめられないか?

10月23日、市民ネットワーク千葉県で2つの学習会が

ありました。1つ目は

「多様な教育機会確保法案」についての学習会。

講師は、「不登校・ひきこもりを考える当事者と親の会

ネットワーク」の下村さん。

法案の名前だけを聞くと、学校外で学こをと公的に認め

応援するための法律のように思えるが、下村さんの説明を

聞いてびっくり!

これまでは不登校で学校へ行けない子どもたちも、進級や

卒業は認められており卒業証書ももらえた。

ところが、この法案では、「相当の期間学校を欠席している

児童・生徒であって」「就学困難なもの」の保護者に対し、

学校に在籍しないで=学籍を抜いて、「個別学習計画」を

作成できるとし、教育委員会による認定を受けて、計画どおり

に学習したものは、修了証書を授与されるというもの。

個別学習計画を出さないと、親は就学義務違反になるとは。

親も子も追いつめられるのでは。危ない法案だと感じた。

 

子どもを中心にすえた支援とは

10月23日、2つ目の学習会は
スクールソーシャルワークに
ついて。講師は、白梅学園大学の
牧野先生。
子どもの貧困率は16・3%と上昇して
いるが、特にひとり親世帯は、58・7%
と異常に高く、子どもの育ちと学びに
大きな影響を与えている。
牧野先生は、子どもの抱える問題を
子どもの権利の視点で、子どもが置かれた環境に働きかけるのがソーシャルワークだが、千葉県は暗黒地帯だと話された。例えば、埼玉56、東京109、神奈川
14、千葉7とスクールソーシャルワーカー
の配置人数も極端に少ないが、千葉は拠点校派遣型という全国でも類を見ない形態で、担当区域があまりにも広域で、教員に存在が認識されなければ、派遣依頼もないのではとの事。四街道では1名のソーシャルワーカーが週1日午後のみだが
青少年センターに配置されている。市の単独予算だが、限られた時間で不登校や
いじめ問題等の困難事例に当たっていると以前伺った。まずはせめて週1日の勤務になるよう働きかけたい。